ブルーグリーンアルジー(BGA)は、アメリカ・オレゴン州の湖「アッパー・クラマス湖」に自生する天然の藍藻類です。50種のミネラル、13種のビタミン、20種のアミノ酸、2種の色素、4種の脂肪酸を含有する美容成分で、100%オーガニックな環境で生育され、栄養素、吸収性の面で、クロレラやスピルリナを超える素材といわれています。欧米では1950年代から健康食材としても愛用されている、歴史の長い原料素材です。
Point.1
ブルーグリーンアルジーは世界各地に自生しているとも言われていますが、アメリカオレゴン州のアッパークラマス湖に自生しているものがもっとも質が良く、汚染されにくい環境下で育っています。
クラマス湖はかつては「神の宿る聖なる湖」としてアメリカ先住民にも守られてきた環境で、水はよどむことなく常に流れ出ているため、新鮮な酸素を含み透明度がとても高い湖です。湖の底には火山灰によるミネラル分を含む有機物が10m程堆積しており、そのことが栄養価を高めている要因の1つとなっています。
また、ブルーグリーンアルジーには紫外線やウイルスへの耐性があり、強い生命力をもつことも注目される理由です。クロレラなどと比較されることが多いですが、人工培養できないため、豊かな自然環境下でしか生息できない貴重な素材です。
Point.2
BGAは、体内で作ることができない9種類の必須アミノ酸を含む20種類のアミノ酸をすべて含有しています。食物繊維、葉緑素、核酸、不飽和脂肪酸、強力な抗酸化・抗炎症作用、デトックス作用などにより、免疫力や脳機能の強化、美肌や美髪、アンチエイジングなど様々な効果が確認されています。
ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類、ポリフェノール(アスタキサンチン、クロロフィル、フィコシアニン、バイオフラボノイド)、アミノ酸をバランスよく含み、ORAC値(活性酸素吸収能力値)も高いと言われています。特に葉緑素「クロロフィル」は植物史上最高値といわれており、体内から余計なものを排泄させる作用や細胞を活性化させる働きが報告されています
インナーケアとしてはアメリカNASAで多く研究されている素材に着目し、日本では数少ない化粧品原料として使用しました。
Point.3
OTCO認証(Oregon Tilth Certified Organic:オレゴンティルス認証オーガニック)は、アメリカのオーガニック認定の中でも、きわめて基準が厳しいものでOTCOの活動はアメリカだけでなくヨーロッパやオーストラリアにまで広がりを見せています。
認定されるためには、最低でも7年間、一切の化学肥料や駆除剤を使わずに自然の肥料(牛糞、鶏糞、落葉)のみを使用して土壌改良を行い、バクテリアが健全に増殖できる土作りが必要です。また、輪作(収穫後に続けて作付けすること)をおこなわず、土中に存在する有機質を最大で6%と高い含有率で維持し続けていくことも認定の必須条件となります。
また、BGA原料の品質を守るため、バイオアクティブハイドレーション法という特殊な乾燥工程を行っています。バイオアクティブハイドレーション乾燥法(低温噴霧乾燥法)は、従来の乾燥工程が原料劣化を起こす原因となる高温、深部真空、酸化による劣化や変質から守ると同時に、素材が乾燥前から持つ本来の成分を維持できます。高品質のアルジーの色や風味、香り、栄養素を保持するための努力の1つです。これらの努力により、水を加えた際の色、風味、香り、栄養は、収穫されたときと変わらない高品質の状態を保つことを可能にしています。