肌がごわつく角質肥厚って?

肌がごわつく角質肥厚って?

肌のごわつき、くすみ、古い角質のせいかも

季節の変わり目など、肌がゆらいでお化粧のりが悪い…なんてことはありませんか?
「肌がどんよりくすんで見える」
「肌表面がごわついてやわらかさがない」
「スキンケアの効果が感じられない」
これらは、もしかしたら肌に角質肥厚(かくしつひこう)が生じている恐れがあります。
さまざまな肌トラブルを引き起こす「角質肥厚」の原因と対策を詳しくご紹介します。

角質肥厚とは

私たちの肌は、新陳代謝によって、細胞が絶えず入れ替わってます。
肌の奥で生まれた細胞は、少しずつ上に押し上げられていき、約4週間かけて一番上までたどり着くと、役目を終えて剥がれ落ちます。
この一連の流れが、「お肌のターンオーバー」です。

ターンオーバー

しかしターンオーバーが乱れると、本来はがれ落ちるはずの角質が肌表面に滞ってしまい、
古い角質が蓄積していき不要な角質が何層にも蓄積して、かたくごわついた肌状態になります。
これが角質肥厚が起こる原因です。

肌イメージ

角層が分厚くなるとスキンケア用品が十分に浸透しない、キメが乱れる、バリア機能が働かない、など さまざまな肌トラブルに悩まされるようになってしまうのです。
さらにターンオーバーは年齢とともに周期が長くなるため、大人肌こそ注意が必要になってきます。

角質肥厚で起こる肌トラブル

(1)シミ

健康な肌は、ある一定の周期でターンオーバー(肌の生まれ変わり)を繰り返しています。
しかし、角質肥厚になるとターンオーバーが乱れ、シミの元となるメラニン色素が排出されにくくなります。
その結果、シミができやすくなってしまうのです。

(2)毛穴トラブル

角質肥厚になると、肌のキメが乱れて毛穴が大きくなったり、溝が深くなりします。
このような状態を放置すると、汚れや皮脂が開いた毛穴に溜まりやすくなります。
これらが酸化することで黒ずみとなってしまうのです。

(3)くすみ

肌表面の角層は半透明。
古い角層が適切にはがれずに肌表面に滞ってしまうことで、肌の透明性が失われてくすみの原因となります。

(4)乾燥

角質肥厚になると、うるおいを保つための保湿因子やセラミドが足りなくなり、乾燥しがちになります。
そうなると肌がちょっとしたダメージにも反応してしまい、一時的な敏感肌を引き起こしてしまうのです。

角質肥厚の原因

さまざまな肌トラブルを起こす角質肥厚ですが、一体なにが原因なのでしょうか。
まずは原因を把握していきましょう。

✔ 紫外線によるダメージ
✔ 睡眠不足
✔ 加齢(年齢肌)
✔ ストレス
✔ 食生活の乱れ
✔ 季節の変わり目(空気の乾燥など)

角質肥厚の対策

suhada

一旦、角質肥厚になってしまうと肌は干物のようになってしまいます。
魚の干物を想像してみてください。中はふっくらしているのに表面はかたい皮で覆われていますよね。
かたい皮にいくら水を掛けてもはじくだけで、なかなか浸透していきません。
まずは、かたくなってしまった古い角質をやわらかくしてあげることが大切です。
いきなり化粧水ではなく「導入美容液」でやわらかく整えてからのスキンケアがおすすめです。

導入美容液の選び方

角質肥厚になってしまった肌はダメージを受けやすく、敏感な状態になっていると言えます。
大切なのは、肌に負担を掛けず角質をやわらかくしていくこと。

✔サリチル酸配合の美容液

効果は高いですが、溶かして角質を落とすタイプになりますので肌の弱い方は注意が必要です。

✔ポロポロと落ちるピーリングジェル

ポロポロの正体は配合成分の「カス」で、実は角質が落ちているワケではないのです。
なにより肌をこすることは、とても負担がかかるので敏感な状態の肌には刺激が強く感じることも。

✔発酵液の美容液

人の肌には、さまざまな常在菌が存在し、肌を外的刺激から守っています。
それらの常在菌と発酵エキスはとても相性がいいとされています。
また発酵をさせると、その過程で成分の分解が進み分子量がとても小さくなり、浸透力もアップ。
肌への負担を少なくしつつ、美容成分の浸透を助けると期待されています。

角質肥厚の予防

一番大切なことは「角質肥厚させない」ことです。
原因を把握して、日頃から予防することでどんな時も揺らぎにくい強い肌へと育てることが出来ます。

____________________

BGAブースターエッセンス
https://bga.co.jp/item_list/item_booster/

BGAオールインワンセラム
https://bga.co.jp/item_list/item_serum/

2022.07.14