健全な肌には、本来、バリア機能が備わっています。 けれども、何らかの理由でそのバリア機能が低下すると、肌をダメージから守れなくなり、肌トラブルを生じさせるキケンが高まります。 また、その状態が続けば、エイジングサインが目立つようになる可能性も。 美肌を維持するためには、バリア機能をあるべき状態に整えることが先決です。
目に見えるトラブルはまだないけれど、「なんとなく肌が本調子ではない」などの実感はありませんか? もしかしたら、それはバリア機能が低下してきているからかもしれません。
肌の一番外側にあるのが角層です。そして、この角層こそが、肌のバリア機能の役割を担っています。 角層には角質細胞が積み重なっており、その細胞と細胞の間を、潤い成分でもあるセラミドが主成分の細胞間脂質が埋めています。 細胞をタイルに例えるなら、細胞間脂質はそのタイルとつなぎ止めているモルタルのようなイメージです。 これらが防御壁のように働いて、外側からの刺激物質の侵入や内側からの潤いの流出を防いでくれています。
さらに、肌の表面には、皮脂膜も存在しています。 皮脂膜は汗と皮脂などが混じり合ってできた、天然の保護膜です。 肌表面を潤いのヴェールで包み込んで乾燥などのダメージから肌を守り、もう一つのバリアとして働いてくれます。
このバリア機能がしっかり働いていれば、ある程度のダメージからは肌を守ることができます。 でも、肌をしっかりカバーできるだけの十分な皮脂膜が得られなかったり、細胞間脂質の減少や未熟な角質細胞によって角層の防御壁としての機能が弱まったりすると、外からの刺激物質により、肌はダメージを受けやすくなります。 さらに、肌内部の潤いも流出しやすくなるため、肌が乾燥します。 乾燥した肌は、ますますダメージに弱くなるため、放置すれば、どんどん肌状態が悪くなってしまうという負のスパイラルに陥りかねません。 早い段階で、バリア機能をしっかり立て直すことが大切になります。
現在のマスク生活下で、肌の不調が気になっている方も多いと思います。 こちらも、マスクによる物理的な刺激や摩擦の影響で、皮脂膜や角層によるバリア機能が損なわれてしまっているのがひとつの大きな要因と考えられます。 また、マスクで覆われた肌は呼気や汗などで蒸れがちです。 蒸れてふやけた肌は、潤いが流出しやすくなるため、乾燥を助長し、バリア機能を低下させてしまうのです。
年齢肌対策としてはもちろん、マスク荒れを防ぐためにも、肌のバリア機能を整えておくことは大切です。 そのためには、以下の点を心がけましょう。
角層が潤い成分で満たされていれば、刺激物質は入り込みにくくなります。 まずはしっかり肌を保湿しましょう。 肌に優しい使用感のブースター美容液などを活用して、たっぷりと潤いをチャージするのもおすすめです。 また、皮脂膜不足を補うために、スキンケアの最後は油分のある化粧品を用いて、水分の流出を防ぎましょう。
バリア機能の整った肌を目指すなら、内側からのアプローチも重要です。 細胞の材料となるタンパク質、健康的な肌の維持に欠かせないビタミンA、肌の新陳代謝を促すビタミンBは特にバリア機能を整えるうえで大切な栄養素になります。 これらの栄養素を豊富に含む食材を取り入れた、バランスのよい食事を心がけ、健全な角層を育める状態へと、体の中から導きましょう。 また、不足しがちな潤いを補うという意味では、生芋こんにゃくなどのセラミドを豊富に含む食材を取り入れるのもおすすめです。
あらゆる肌トラブルや肌老化へとつながるのがバリア機能の低下です。 だからこそ、普段からバリア機能はしっかり整えておきましょう!
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2022.08.30