シミの種類とタイプ別ケア

シミの種類とタイプ別ケア

一点の曇りもない透明感のある肌は誰もが憧れる肌ですよね。
実は「シミ」にも種類があって、お手入れ方法などシミの種類によって異なるんです。
シミのタイプを知って正しいスキンケアをしていきましょう!

シミのタイプは主に4つ

<1>老人性色素班(日光性黒子)

老人性色素斑という名称のシミですが、紫外線が原因なので20代の若い方にもできます。
日々浴びる紫外線の積み重ねによってできるシミで、いわゆる典型的なシミのことを指します。
年齢を重ねるにつれ濃くなる傾向にあるので、「老人性色素斑」とも呼ばれています。
シミの中でいちばん多いのがこのタイプです。

<2>炎症後色素沈着

・ニキビ跡
・虫刺され跡
・引っかきキズ跡
・かぶれ
・摩擦
などによる炎症が起きた後にシミになって色素沈着し、シミになります。

<3>肝斑

頬骨のあたりに、左右対称に蝶のような形でできることの多いシミです。
女性ホルモンの波乱素の乱れが原因とされていて、もやもやした薄茶色のシミが特徴です。

<4>そばかす

顔に小さな斑点が広がる「そばかす」は、遺伝的な要因で発生するシミとされています。
顔の鼻から頬のまわりを中心に細かい薄茶色の斑点が散らばるように発生します。
一般的なシミは狭い範囲に発生しますが、そばかすは広範囲に発生がみられるのも特徴で顔だけでなく首や背中などにも見られます。
雀の卵殻に似ているため雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれています。

それぞれの原因と対策

<1>老人性色素班(日光性黒子)

【原因】
紫外線
30代以降から発生することが多いですが、20代でみられる場合もあります。
日焼け後にすぐシミになるわけではなく、長年の紫外線による肌へのダメージが肌に蓄積されて、シミとなって肌の表面に現れてきます。
紫外線にあたった肌は、肌細胞を守るためにメラノサイトを活性化させて黒色メラニンを生成します。
生成された黒色メラニンは、本来は肌のターンオーバーによって角質とともに垢となって排出されます。
しかし紫外線を過剰に浴びたり、加齢によって肌代謝の機能が低下すると、黒色メラニンの生成が過剰になり、ターンオーバーで排出しきれなかった黒色メラニンが色素沈着として肌に残り、シミになります。

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【対策】
紫外線対策を万全

老人性色素班の予防、そして悪化を防ぐための基本は、紫外線対策を万全にすることです。
日傘や、UV加工の帽子や衣服などで紫外線をカットし、日焼け止めクリームなどでUVケアをしてください。
シミは紫外線の蓄積によって発生するため、ふだんから過度に紫外線を浴びないよう注意することが大事です。

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<2>炎症後色素沈着

【原因】
傷跡(炎症)の治癒遅延による色素沈着
ニキビや傷、虫刺され、かぶれ、湿疹、やけどなどの炎症が原因でシミ(色素沈着)になります。
黄色人種(日本人)は、黒色メラニンが多いため、炎症後色素沈着が目立ちやすいと言われています。
肌に炎症が起きたとき、メラノサイトが刺激されて黒色メラニンが生成されます。
その黒色メラニンが正常に排出されず、肌に残ってしまったものがシミとなって肌表面に現れます。
ニキビを潰したり炎症のある患部に紫外線があたると色素沈着をおこしやすいので注意が必要です。
また洗顔やクレンジングなどで肌を強くこすって摩擦を起こしたり、強い力でフェイスマッサージをするなど誤ったスキンケアで炎症ができ、色素沈着をおこす場合もあります。

【対策】
炎症患部のすみやかな手当と紫外線対策
ニキビを潰したり、虫刺されを掻きむしったりは厳禁です。
年齢肌ほど治りにくく、シミになる確率がぐんとあがります。
また炎症部分に紫外線があたった場合に色素沈着を起こしやすいので、患部の日焼け対策をしてくださいね。
黒色メラニンの生成を抑制するために、ビタミンCを多く含む食品の摂取をおすすめします。
また、ターンオーバーが乱れると色素沈着が薄くなりにくくなるので導入美容液などで 肌をやわらかく整えてスキンケアをするなど、ターンオーバーを整えることを心掛けてみてください。

<3>肝斑

【原因】
女性ホルモンの乱れ
肝斑は頬骨のあたり、左右対称に蝶のような形の薄茶色のシミで、主な原因は女性ホルモンの乱れです。
更年期など女性ホルモンバランスが崩れがちな30代後半から50歳位の女性にできやすいとされています。
また妊娠やピルの使用によってホルモンバランスに大きな変化があったときに発生することも。
女性ホルモンが乱れることで、メラノサイトが活性化されて黒色メラニンが多くつくり出されます。
それがシミとなって肌表面に現れるのが肝斑です。
ストレスの影響でホルモンバランスが崩れ、肝斑が濃くなる場合もあると言われています。

【対策】
ストレスを減らし、ホルモンバランスを整える
睡眠を充分にとり、適度な運動、バランスのよい食生活で日々の生活習慣を整えてください。
とはいえ、ストレスや生活習慣は一朝一夕で改善できるものでもないですよね。
ましてや更年期、妊娠などはコントロールが出来ないことがほとんどです。

有効とされる美容成分をうまく取り入れて少しずつ改善していきましょう。

有効とされる成分
・トラネキサム酸
・コウジ酸(麹菌が糖を発酵させることで生成される成分)
いずれも美白効果が期待されています。

<4>そばかす

【原因】
先天的なもの(遺伝)
遺伝的な要因で発生した細かい茶色の斑点がそばかすです。
肌が黄色っぽい日本人には少ないのですが、色白の方にできやすい傾向があります。
シミとは性質が異なり、幼少期からでき始めることが多く、思春期頃に濃く目立つようになります。

【対策】
現状より濃くしないための日常ケア
先天的(遺伝)が原因である以上、スキンケアでのケアでは限界があるのが現実です。
ただ現状より濃くしないために出来ることとしてアルブチン配合製品など美白効果があるサプリや、日頃のUVケアなどで褐色化を予防していきましょう。

シミの元である黒色メラニンを活性化させないことが大事

紫外線を浴びると活性酸素が発生します。
まずは日常的に紫外線を防ぐこと、そして未来のために活性酸素を活性化させないこと。
活性酸素には抗酸化作用のあるスキンケアを心掛けてみてください。

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2022.08.03